2011年9月18日日曜日

Il Balleto Di Bronzo

 「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 秋の陣2011―夢のまた夢」参加グループ5組目、前回に同じく2日目のみ登場の「Il Balleto Di Bronzo」。
イタリアンプログレの名盤と言われる1972年発表の2nd「YS」。
メンバーはギターのLino Ajello、ベースのVito Manzari、ドラムスのGianchi Stringa、そしてリーダー的キーボード・ヴォーカルのGianni Leone。

そんなアルバムの内容は
1曲目の「Intorduzione」、15分強の大作である。入りが妖しげな女性のハイトーンスキャット。そしてオルガンがジワジワと攻めてきて、本編へ突入。マイナー超の暗めで、且つ変拍子の展開は、これぞプログレか。全体にキーボードとドラムスがけたたましく、のっけから力の入る楽曲である。
2曲目の「Primo Incontro」も前曲からの切れ目が無く突入し、更に今度はギターが弾きまくりで、更にけたたましさ増加。終盤、チェンバロで少し癒されながら・・・。
と思った矢先、3曲目の「Secondo Incontro」もやはり、けたたましい。
4曲目の「Terzo Incontro」も全曲からの切れ目無く、けたたましさも引き継ぎつつ突入。
そしてラスト5曲目「Epilogo」は11分半の大作。けたたましさは相変わらずだが、それでも途中静かになったりとメリハリ、更には前衛的な展開もあり楽しめる1曲である。

全体的にイタリアらしい叙情的な展開よりも、細めのハイトーンヴォーカルとヘヴィな演奏が印象的。
当時のハードさとスリリングさが、いかに表現されるのかがライブ当日は注目である。

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