2012年9月14日金曜日

Gracious


 久々も久々の更新は、マニア向けジャケットシリーズ第17弾、だったかな?
イギリスの「Gracious」、1970年作1st「Gracious!」。
1枚目のアルバムにグループ名をタイトルにするのは珍しくないが、後ろに「!」を付けるあたり、既に自信作って事なのか?

メンバーはギターのAlan Cowderoy、キーボードMartin Kitcat、ドラム Robert Lipson、ベースTim Wheatley、ヴォーカルPaul Davisの5人。

1曲目「Introduction」、直訳「導入部」。我的訳は「とりあえず・・・。」
ブルース調であるが、何かブルースではない。プログレカテゴリーの一発目の曲としては・・・。
2曲目「Heaven」、途中ブルース調な所もあるが、ジワジワとプログレ色が感じられ、良いです!
3曲目「Hell」、クラシック的な曲調、変拍子、プログレ色全開!
4曲目「Fugue in 'D' Minor」、入りからチェンバロ的な12弦ギターの音、更にプログレ的に。
5曲目「The Dream」、17分近い大作!もうこれだけでプログレ(笑
入りはギターがうねったと思ったら、ベートーヴェンの「月光」が、途中ブルース、途中アフリカンリズム、ラストにかけて変拍子。という、言葉では表しにくい1曲。この1曲だけで、アルバム1枚分の価値あり・・・?必聴!

オリジナルアナログ盤は、当然のごとく我的には手を出す価格にあらず。