2012年1月14日土曜日

Emerson, Lake & Palmer


 特に好きでもないのだが、当ブログ2度目の登場「Emerson, Lake & Palmer」。
その1971年発表の2nd「Tarkus」である。
なぜそんなに好きでもないのに2度目の登場かというと、今年のNHK大河ドラマ「平清盛」である。

 自分は、大河ドラマが好きで毎回見ているのだが、その予告編のBGMで何やら聞き覚えのあるメロディーが・・・。で、第1回の放映を見たところ始まりのテロップで、「キース・エマーソン」、「グレッグ・レイク」の名が。それも大河故に縦書きで。
そう、それは当アルバムの1曲目、20分強にも及ぶ大作組曲、アルバムタイトルの「Tarkus」であった。
この曲、特に思い入れもないので「何か聴いた事がある・・・」程度でして。こんなブログを書いていて、いかがなものか・・・と言われそうなのだが。

 音源はオリジナルではなく、N響によるオーケストラとの事。
何やらこの曲、数年前にも、とあるオーケストラのコンサートで演奏された経歴があるとの事で、その関連の方にはドラマチックな組曲なのでウケがいい曲なのかと。

 自分的には大河ドラマはできればオリジナルの曲を作ってほしかった。日本でもいい現代音楽家がいる(たぶん)のだから、プログレの曲に手を出すのはどうかと・・・。

 少し前にはKing Crimsonの21st. Century Schizoid ManがCMに使われ、最近ではYesのHeart Of The Sunriseが同じく流れ、俗に言うプログレが最近なんかやたら表に出てきている気がする。
プログレは表に出てきてはいけません(笑
って事で、戯言でした。失礼!

2012年1月7日土曜日

Redd

 新年一発目は久々にマニア向けジャケットシリーズに戻り紹介。

 アルゼンチンのRedd、1978年発表の自主制作盤「Tristes Noticias Del Imperio」って、これまた・・・。
ジャケットだけではなく、グループ自体がマニアックである。
メンバーはドラム・ヴォーカルのJuan Escalante、ギターのLuiz Albornoz、ベースのEsteban Cerioniの3人。

 曲調は全体的にジャズロック的ながらも、凶暴さも垣間見られプログレ的。
ギターはテクニックよりも、攻撃性を前面に。ベースは地味ながらも、味付け十分。更にドラムは手数の多さが少しうるさいが結構気持ちいい。
ヴォーカルは、これぞアルゼンチンの叙情的ハイトーンにて心地良い。

1曲目、9分強の大作「Bad News From The Empire」は、いい!
ダークな曲調と相俟って、叙情的なヴォーカルが切ない。
2曲目、インストの「Kamala」。どこかCrimson的か・・・。でも、なかなかかっこいい曲である。
3曲目「Kings On War」。アヴァンよりな佳作。
4曲目、8分強の大作「Matinee」。ジャズ要素十分な1曲。
5曲目「Nocturne January」。アコースティックで優しい。
6曲目「Kamala II」は、アコギのしんみりとしたインスト。

CDでは他にライブ曲などのボーナスが4曲追加され、曲だけ聴きたい方にはこちらがお薦め。