2011年10月24日月曜日

AKPITAΣ(AKRITAS)

 
マニア向けジャケットシリーズ、14枚目・・・か?
またも、別枠よりRe-Upにて、失礼。
 ギリシャの「AKPITAΣ(AKRITAS)」の唯一作、'73年発表のセルフタイトルアルバム。
アヴァン系プログレでは知る人ぞ知る傑作かと。
全13曲からなるも、33分と短!
一番長い曲でも5分弱。内5曲は2分以内と、これぞアヴァン系か?

 メンバーはドラムのΓιωργοζ Τδουπαγωγηζ、ベース・キーボード等のΣταυροζ Λογαριδηζ、ボーカルのΑρηζ Ταδουληζの3人をメインにゲストギターのΔημοζ Παπαχρηοτου。って、読み方が・・・。

 そんな内容は、ピアノメインのアコースティック調あり、シンセとエレキギターを弾きまくる曲有り、かと思うとクラシック調の曲ありと、様々。よって一曲一曲の説明は割愛にて勘弁。
しかし、一枚を通して聴く事により何やら不思議な満足感。

前にも言ったが、我的ベスト10に入る作品なのだが、決してお薦めはしませんので、あしからず。

因みに、自分も見た事のないオリジナルアナログ盤は、とあるサイトでCD20枚分くらいの価格だったような・・・。

2011年10月18日火曜日

Affinity

 イギリス、ヴァーティゴ、キーフ絡みでもう1枚は、別枠からのRe-Up。

 「Affinity」1970年発表のセルフタイトルアルバム。 
知る人ぞ知る、超々々〜有名ジャケット。 キーフらしく意味ありげな何ともアート的な一枚。
 しかし、その内容は決してジャケット負けしない素晴らしい内容。
女性ヴォーカルLinda Hoyleの声を前面にしながらも、演奏もしっかりと。
しかし、Linda Hoyleを売り込む為のバンドだったとかとの噂の中、この1枚だけでサッサと解散。
でLinda Hoyleはソロ活動へと突入することに。 
 レコードでのラスト曲になる7曲目の「All Along The Watch Tower」。11分40秒という長い曲だが、オルガンの音が何とも気持ちよく、間奏では半ばトランス状態に陥りそうな感じで、締めの曲として申し分なし。因みにこの曲はボブ・ディランのカヴァーで、あのジミ・ヘンドリックスもカヴァーしたことでも有名。

 いやらしい話だが、ヴァーティゴレーベルから当時発売されたアナログ版は、とあるショップで何と10万円の値がついていたとか・・・。 
レコードに針を落とそうものならその度にCD1枚分のお金が飛んでいきそうなプレミア価格。当然、完全密封保管必至!というレコード本来の役割とは全く違った方向に向かってるアルバムである。 

 純粋に音を聞きたい人は、その50分の1の価格のCDがお薦め。
しかし、その音にハマり、オリジナルに手を出す事になっても責任は負わないのであしからず。


2011年10月17日月曜日

Fairfield Parlour

 マニア向けジャケットシリーズ、久々に更新はイギリスのグループ「Fairfield Parlour」、1970年発表の唯一作「From home to home」。
メンバーはヴォーカルの「Peter Daltrey」、ギターの「Eddy Pumer」、ベース「Steve Clark」、ドラム「Dan Bridgeman」の4人。知る人ぞ知る「Kaleidoscope」からの後進グループである。
オリジナルレーベルはヴァーティゴ、ジャケットデザインはキーフと、マニア馴染みの一枚である。

 内容は、サイケ調フォーク・プログレ。
今となっては、古くささが否めないものの、どこか翳りのある当時のブリティッシュ・フォークの雰囲気十分。
2〜3分位の短曲が中心なので、いわゆるプログレ好きの人には物足りなさが感じられるかもしれないが、草創期という意味では必聴の一枚かと。