2011年3月4日金曜日

Baltik


 プログレからズレ始めてきたので、少しだけ軌道修正を。
で、スウェーデンのBaltik・・・?の1973年発表、セルフタイトルで唯一作。
ギターのBengt Dahlen、キーボードのBjörn J:son Lindhを中心に、ベースGöran Lagerberg、後にロキシー・ミュージック、クォターマス等に参加するギターのJanne Schaffer、ドラムのOla Brunkertの5人に、ゲスト十数人を迎え制作した大作?

内容は、ハードロック有り、ジャズ、ポップ、フォーク、そしてプログレ有り等々と、何でもありで正直纏まりは無し。
しかし、一曲一曲は結構楽しめる。
1曲目「Leslie Briggs」。ハードロック。
2曲目「Wildness Meant My Freedom」。女性ヴォーカルが入り、アメリカンブルース調。途中チョッと変拍子で遊び。
3曲目「Keep On The Run」。男性ヴォーカルのブリティッシュポップ。コーラスの女性でチョッと癒され。
4曲目「One More Reason」。女性ヴォーカルのメロディも美しいフォークロック。
5曲目「City Girl」。再び男性ヴォーカルのブリティッシュポップ&コーラスの女性チョッと。
6曲目「Ocean Blue」。女性ヴォーカルの叙情的フォークソング。
7曲目「Round And Round」。チョッとプログレの味付けをしたブルース。
8曲目「Every Raindrop Meeans A Tear」。女性ヴォーカルで、このアルバムでは一番プログレ色な1曲。メリハリのある名曲である。
9曲目「No Registration, Please」。インストのジャズロック。スリリングないい曲である。
10曲目「We Can't Change The World All Alone」。混声ヴォーカルのフォークソング。癒される。
ラストの11曲目「Long, Long Weekend」。なんかアメリカ調。〆でこれは如何なものか・・・。

と、とにかくバラエティ。シングルの寄せ集めのようなアルバムだが、何せ企画版的扱い故、致し方無しか。
結局、プログレっぽい曲は8曲目だけって事で、ほんとに少しだけの軌道修正にて、失礼。