2012年10月11日木曜日

Mellow Candle


 マニア向けジャケットシリーズ第20弾、又もや別サイトからのリアップ。
「Mellow Candle」1972年発表の唯一作「Swaddling Songs」

前半こそ静かなフォークっぽい感じで始まるが、後半は完全にロック調。
トラッドフォーク好きの人にも、プログレ好きの人両方が楽しめる1枚に仕上がっている。
しかし、このアルバム1枚で解散してしまったことはなんとも残念。

そんなアルバムで何と言っても注目は、Clodagh SimmondsとAlison Williamsのあまり例のない女性ツインヴォーカル。これが、素晴らしい!
前2グループと共に「三種の神器」「三美神」と表現されるが、この二人のヴォーカルが1として数えられるには、あまりにも失礼な程だ。
曲調からか、よくRenaissanceと比較される時が多いみたいだが、ことヴォーカルに関しては全く別物で比較対象外。しっかりとMellow Candleという世界を確立している。

ロック調の後半は、同じような曲が並ぶが、そこはご愛敬という事で飽きさずに聞きましょう。
どっちにしても、いいアルバムであるのは間違いない。

で、いつもの下世話なオリジナルアナログ盤価格は、諭吉さん24人と大活躍?

2012年10月10日水曜日

Spirogyra


 マニア向けジャケットシリーズ第19弾は、再び別サイトからのリアップ。

イギリス・トラッド・フォーク「三種の神器」or「三美神」の2グループ目、「Spirogyra」1973年発表の3rdアルバム「Bells, Boots And Shambles」。
トラッドフォークと言われながら、しっかりとバンドしてて、プログレ色もちゃんとある。
で、注目するのは「三美神」の一人、ヴォーカルのBarbara Gaskinの美声。
確かにキレイな声だが、度々男のダミ声が入ってきて、それが邪魔と思ったのは自分だけじゃないと思うのだが・・・どうでしょう?
女性の人が聴いて、「結構、シブイくていい!」とか言われると、立場が無いのだが・・・。

ともあれ、内容は全体的に翳りがありながらも、曲調にそれほど癖もなく聞きやすい1枚に仕上がっている。
特に1曲目「The Furthest Point」と13分の大作ラスト曲の「In The Western World」は秀逸。
「始めよければ終わりよし」「終わりよければ全てよし」って事で。

で、下世話なオリジナル・アナログ盤の価格、とあるショップにて諭吉さん21人分と前回から更に倍増!

2012年10月9日火曜日

Tudor Lodge


 マニア向けジャケットシリーズ第18弾は、別サイトからのリアップ。

イギリス・トラッド・フォーク「三種の神器」or「三美神」の一つと言われる「Tudor Lodge」。1971年発表の唯一作セルフタイトルアルバム。

で、その「三美神」の一人、女性ヴォーカル「Ann Steuart」。
透明感があってとても優しく、いわゆるイギリスのフォーク系に良くある癖が無くて聞きやすい声である。

内容は全体にプログレ色が薄く、微妙にサイケっぽかったり、チョッと変拍子なんかも入ってくるが、基本翳りのない明るいフォーク。
更には弾き語り、アルペジオと70年代フォークの雰囲気十分。スリーフィンガーの早弾きなんかの曲はフォークギターを練習する時によくここで挫折した・・・なんて懐かしがる人もいるかも。
でも当アルバム、よく目にするのはプログレッシヴロックの売り場。それはヴァーティゴレーベルから出ているから・・・なのか?

で、毎度の下世話なオリジナルアナログ盤価格、諭吉さん10人分なり!