2012年1月7日土曜日

Redd

 新年一発目は久々にマニア向けジャケットシリーズに戻り紹介。

 アルゼンチンのRedd、1978年発表の自主制作盤「Tristes Noticias Del Imperio」って、これまた・・・。
ジャケットだけではなく、グループ自体がマニアックである。
メンバーはドラム・ヴォーカルのJuan Escalante、ギターのLuiz Albornoz、ベースのEsteban Cerioniの3人。

 曲調は全体的にジャズロック的ながらも、凶暴さも垣間見られプログレ的。
ギターはテクニックよりも、攻撃性を前面に。ベースは地味ながらも、味付け十分。更にドラムは手数の多さが少しうるさいが結構気持ちいい。
ヴォーカルは、これぞアルゼンチンの叙情的ハイトーンにて心地良い。

1曲目、9分強の大作「Bad News From The Empire」は、いい!
ダークな曲調と相俟って、叙情的なヴォーカルが切ない。
2曲目、インストの「Kamala」。どこかCrimson的か・・・。でも、なかなかかっこいい曲である。
3曲目「Kings On War」。アヴァンよりな佳作。
4曲目、8分強の大作「Matinee」。ジャズ要素十分な1曲。
5曲目「Nocturne January」。アコースティックで優しい。
6曲目「Kamala II」は、アコギのしんみりとしたインスト。

CDでは他にライブ曲などのボーナスが4曲追加され、曲だけ聴きたい方にはこちらがお薦め。

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