2011年9月16日金曜日

arti & mestieri

「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 秋の陣2011―夢のまた夢」参加グループ4組目、2日目のみ登場の「arti & mestieri」。
その1974年発表のファースト「tilt」。
メンバーはギターのGigi Venegoni、ベースのMarco Gallesi、ドラムのFurio Chirico、ヴァイオリン、パーカッションのGiovanni Vigliar、そしてフォンのArturo Vitale。
気付いていると思うが、前回紹介した「The Trip」と同じドラマー。そんなFurio ChiricoとギターのGigi Venegoniが中心となって作ったグループである。
こちらのFurio Chirico、半ばしつこいくらいに生き生きと、とにかく叩きまくり。
「これをやりたかった」感が感じられるのだが、手数多すぎ感も。

そんなアルバムの内容は、
1曲目「Gravitia 9.81」。ファースト1曲目のご挨拶だが、これが絶品!
これぞジャズロックと言わんばかりに、技巧とスリリングの入り交じり。全てのパートにおいて楽しめる名曲である。
その流れで、以後8曲、全体で1曲と思わせるほどに纏まりがあり、イタリアンプログレの傑作の1枚かと。
当然「Gravitia 9.81」は、ライブ当日に、それも1曲目で演奏されるであろう曲だと思うのだが、Furio Chiricoが当時のごとく手数が多い事、Gigi VenegoniとGiovanni Vigliarの指がしっかり動く事を切に願いたい・・・は、無理か?

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