2011年9月14日水曜日

The Trip


 「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 秋の陣2011―夢のまた夢」参加グループ3組目。
1日目のみ登場の「The Trip」。
ベースとヴォーカルのArvid "WEGG" Andersen、ドラムのFurio Chirico、キーボードとヴォーカルのJoe Vescoviのトリオ。故かEL&Pと比較される事の多いグループだが、それをメロディアス且つジャズ寄りにしたような感じ。テクニック的には、間違いなく「The Trip」の方が上かと。

そんなグループの'73年発表の4作目にしてラストアルバム「Time of Change」。
1曲目の「Rhapsodia」は、20分を超える、LPでいうとA面1曲のプログレらしい?大作である。けたたましい程のハードな面と、静かでメロディアス、更にはユーモアも持ち合わせた非常に楽しめる1曲である。
2曲目「Formula Nova」は、ピアノとムーグを使い分け、ジャズっぽくもあり、ロックのハードさもあり。なにせせわしない。
3曲目「De Sensibus」は、パーカッションをカラコロ、シャリーンと前衛的。
4曲目「Corale」、ヴォーカルがメインのメロディアスな1曲。高音の声がチョッとYes的。
ラスト5曲目「Ad Libitum」はピアノソロで、完全にジャズ的。これが〆の曲っていうのもいかがなものかと思うのだが、ラストアルバムのラストの曲と思うと、どこか寂しげである。

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