2011年9月19日月曜日

Osanna


 「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 秋の陣2011―夢のまた夢」参加グループ、ラストの6組目、3、4日目登場の「Osanna」。
1973年発表、ユーロプログレ最高傑作の誉れ高き3作目「Palepoli」。
メンバーはギターのDanilo Rustici、ベースのLello Brandi、ドラムスのMassimo Guarino、キーボードのLino Vairett、サックス・フルートElio D'Annaの5人。

内容は、
1曲目「Oro Caldo」。18分強の大作である。始まりは太鼓の音が妖しげに響き呪術的だが、徐々に叙情的な展開に。更に中盤からはヘヴィな演奏になりギターが唸りを上げる。後半はやや静かになるが、前衛的な何とも不思議な展開に。
2曲目の「Stanza Città」は、1分45秒と短いのだが、ある解説では1曲目が11分21秒、この2曲目が9分と。なので1曲目と2曲目を合わせて1曲みたいなものなのだろうが、リリースされる盤によって曲の切れ目が違う時があるのは珍しくない。
3曲目は21分30秒の大作「Animale Senza Respiro」。いわゆるB面1曲のパターンである。前半はやや叙情的に。中盤はジャズ的に展開するも、後半は徐々にヘヴィに。終わったかと思った残り1分、暗めのストリングスがジワジワと始まり、古いイタリア映画のエンディングのような終わり方。このラストの1分は果たして何の意味があるのか・・・。

ライブ当日はオーケストラをバックに、なんて情報もあるのだが、果たしてどんなライブになるのか非常に興味が沸く。

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