2011年2月21日月曜日

KHAN

 イギリスのカンタベリー系グループ「KHAN」、1972年発表の唯一作「Space Shanty」。
メンバーはギター&ヴォーカルの「Steve Hillage」。この頃、弱冠21歳の大学生だったとは・・・。
後にGongに参加し、Radio Gnome Invisible三部作で大活躍。
 ゲスト参加のキーボード「Dave Stewart」。後にEgg、Hatfield & The North、Gong、National Healthとカンタベリー畑を渡り歩く言わずと知れた名キーボードプレイヤー。
 ベースの「Nicholas Greenwood」はArthur Brownのグループ出身。
等と蒼々たるメンバー。
一時期、後にNational Healthのドラマーとして活躍する「Pip Pyle」も参加してたようだが、当アルバム作成前に脱退。個人的にはPip Pyleのドラムも聞いてみたかった・・・。

で、内容はと言えば、全曲「カッコイイ!」の一言。
 1曲目タイトル曲の「Space Shanty」。
出だしはハードロック調だが、ジワジワと変拍子のジャズロック調に。
 2曲目の「Stranded」入りこそ静かだが、中盤よりいい感じに。
 3曲目「Mixed Up Man Of The Mountains」、4曲目「Driving To Amsterdam」、5曲目「Stargazers」と立て続けに、これぞカンタベリー?
そしてラストの6曲目「Hollow Stone」。静かに始まるもジワジワと盛り上がり、終わり約1分はグチャグチャっとフリー風味に、で〆!

全体的にジャム・セッション風で、サイケ、ブルースの味も少々ふりかけた、通して聴く事で味が出る名盤かと。
「チョッと癖好き」の方には超お薦めの一枚である。

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