2011年8月12日金曜日

Flower Travellin' Band


 先日の8月7日、ジョー山中氏が逝ってしまいました。
追悼の意を込めましてアルバムを紹介します。

 「Flower Travellin' Band」、1970年発表の記念すべき1st「Anywhere」。
 ジョー山中氏といえば、1977年の映画「人間の証明」のテーマ曲で周知となったが、それより7年前に発表したこちらの作品、日本のプログレッシブロックの魁と言っていいアルバムと。
日本より海外での評価が高い数少ないグループで、当時の日本では、少し早すぎたのかも・・・。

 そんな当アルバムの内容は、ブルース色の強いサイケハード。
1曲目とラストの6曲目の「Anywhere」というブルースハープの曲で以下を挟むようにした作品。
2曲目の「Lousiana Blues」は、ブルースの父、マディ・ウォーターズのカバー。それを16分近い大作に仕上げ、プログレ色も取り入れて聴き応え充分。
3曲目の「Black Sabbath」は、タイトル通りのカバー。
4曲目の「House Of Rising Sun」、誰もが聴いたことがあるアメリカのトラッド・フォークの名曲をカバー。
5曲目は「21st Century Schizoid Man」、そうKing Crimsonのそれのカバーである。本物を超えることは出来ないが、これはこれでスリリング。結構楽しめる。
殆どがカバー曲だが、原曲と聞き比べても楽しめる一枚かと。

合掌。

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