2011年9月12日月曜日

PFM

 マニア向けジャケットシリーズを暫し休憩して、マニア向けライブ情報をチョッと。

 なにやら、11月4日から4日間、「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 秋の陣2011―夢のまた夢」なる企画が、神奈川のとある大型ライブハウスで開催されるらしい。
 って事で、参加するグループを紹介。

と、その前に、いつもの事ながら下世話な話だが、このイベントの拝観料金、一番良い席で1日目と2日目が14,800円、更に3日目と4日目が17,800円、って。
参加する6グループが入れ替わり立ち替わりで登場するらしい。全グループを観るには、47,400円!
自分もお金に余裕があったら観たのだが・・・。
全てオリジナルメンバーで登場するのは年齢的等々で微妙だが、70年代のイタリアンプログレが好きな方には涙ものの面々。これを逃したら、一生観れないかも・・・。(なんか宣伝ぽくなってしまった)。
観に行く予定の方には、金額が金額だけに、ある意味「外した〜。」と、ならない事を願うばかりである。

 で、その1グループ目。
1、3、4日目に登場するイタリアンプログレの重鎮「Premiata Forneria Marconi」、通称「PFM」。
先日、野音でライブを行ったばかりだが、再びの登場である。
 で、紹介するアルバムは、別サイトでも紹介した1972年発表のPFM名義の1st「Storia Di Un Minuto」を転載。
程良い重さと、程良い明るさ、更には芸術性を持ち合わせた超絶技巧。
1stにして、どこをとっても文句の付けようの無いこのクオリティーの高さは圧巻の一言。

内容は1曲「Introduzione」。フェードインしながらジワジワと音数が増え、
2曲目「Impressioni Di Settembre」で徐々に盛り上がり、
3曲目「E' Festa」で曲調が一変、ドカーン!今でもライブで必ず演奏される名曲である。
4曲目「Dove...Quando...(Parte I)」は、また一変してアコースティックな叙情的雰囲気に。
5曲目「Dove...Quando...(Parte II)」再び盛り上がり。
6曲目「La Carrozza Di Hans」いきなり語りから入り、静かに進んで行くも、後半またも盛り上がり。
そしてラスト7曲目「Grazie Davvero」入りは静かに、も徐々に壮大な展開に。そしてラストは静か〜に。

転調、変拍子がこれだけ自然に感じられるアルバムは無いと思う程心地よく、1枚を通して聴いた後にまるで物語を語られた様な気に陥る傑作。

0 件のコメント:

コメントを投稿