2013年7月4日木曜日

Mandy Morton And Spriguns


 久々も久々のマニア向けジャケットシリーズ第21弾、だったかな?

1978年、「Mandy Morton And Spriguns」名義でリリースされた実質「Spriguns」の3rdアルバム「Magic Lady」。
前作までの2枚は「Spriguns」名義だったのだが、なぜここに来て「Mandy Morton And Spriguns」名義にしたのかは定かでないが、ここでレーベルも代わり何かと心機一転だったのか・・・?
そのMandy Morton嬢、あのSandy Dennyを敬愛してたのだが、このアルバムの制作中にSandy Dennyが事故で亡くなり、急遽Sandy Dennyに捧ぐアルバムにしたらしい。
ってことは、彼女にとってMagic Lady=Sandy Denny?

で、そんないろいろと曰く付きのアルバムの内容だが、トラッド色がやや薄いPOPな英国フォークロックってとこか。
曲調は全体的に結構自分好みではあるのだが、トラッド独特の翳りという点では前作の名作「Time Will Pass」が上かと。

この黒いアルバム、オリジナル・アナログ盤は1,000枚の限定プレスだったらしい。
当然、プレミア必至にて今は、とあるショップにて9万円弱。
が、更には同時期に20枚限定ブルーバージョンをプレスしたらしい。
コレクターズ垂涎のオリジナル青、価格の調べつかず。
オリジナル黒はどっかで見たような覚えがあるが、青、見てみたい・・・。

2013年4月25日木曜日

Storm Thorgerson

久々の更新も、またもや残念な報告。

1968年に結成されたイギリスのデザイン・グループ「ヒプノシス」の中心人物、ストーム・トーガソンが4月18日亡くなった。
何とも意味深なアルバムジャケットデザインは、特にプログレファンにはお馴染みかと。
最も有名なピンク・フロイドの「Atom Heart Mother(原子心母)」を始め、ジェネシス、ピーター・ガブリエル、イエス、レッド・ツェッペリン等々。
更に驚くは、なんと松任谷由実のアルバム8枚のデザインも手懸けていた。
思わず壁に掛けたくなるこのジャケットの数々。

合掌


2013年2月21日木曜日

Kevin Ayers


 しばらくご無沙汰だった当ブログ。
本年1発目にして、大変残念な報告。

「Soft Machine」の創設メンバー、その後ソロで活躍してた、カンタベリー系を語る上で絶対外せない最重要人物の一人「Kevin Ayers」が2月18日に亡くなった。享年68歳。
自宅でひっそりと亡くなっていたとの事で、死後数日たって発見された。
その枕元には「燃えないと、輝くことはできない」というメモがあったという。
容姿も然り、最後まで格好いい人であった。

合掌

2012年10月11日木曜日

Mellow Candle


 マニア向けジャケットシリーズ第20弾、又もや別サイトからのリアップ。
「Mellow Candle」1972年発表の唯一作「Swaddling Songs」

前半こそ静かなフォークっぽい感じで始まるが、後半は完全にロック調。
トラッドフォーク好きの人にも、プログレ好きの人両方が楽しめる1枚に仕上がっている。
しかし、このアルバム1枚で解散してしまったことはなんとも残念。

そんなアルバムで何と言っても注目は、Clodagh SimmondsとAlison Williamsのあまり例のない女性ツインヴォーカル。これが、素晴らしい!
前2グループと共に「三種の神器」「三美神」と表現されるが、この二人のヴォーカルが1として数えられるには、あまりにも失礼な程だ。
曲調からか、よくRenaissanceと比較される時が多いみたいだが、ことヴォーカルに関しては全く別物で比較対象外。しっかりとMellow Candleという世界を確立している。

ロック調の後半は、同じような曲が並ぶが、そこはご愛敬という事で飽きさずに聞きましょう。
どっちにしても、いいアルバムであるのは間違いない。

で、いつもの下世話なオリジナルアナログ盤価格は、諭吉さん24人と大活躍?

2012年10月10日水曜日

Spirogyra


 マニア向けジャケットシリーズ第19弾は、再び別サイトからのリアップ。

イギリス・トラッド・フォーク「三種の神器」or「三美神」の2グループ目、「Spirogyra」1973年発表の3rdアルバム「Bells, Boots And Shambles」。
トラッドフォークと言われながら、しっかりとバンドしてて、プログレ色もちゃんとある。
で、注目するのは「三美神」の一人、ヴォーカルのBarbara Gaskinの美声。
確かにキレイな声だが、度々男のダミ声が入ってきて、それが邪魔と思ったのは自分だけじゃないと思うのだが・・・どうでしょう?
女性の人が聴いて、「結構、シブイくていい!」とか言われると、立場が無いのだが・・・。

ともあれ、内容は全体的に翳りがありながらも、曲調にそれほど癖もなく聞きやすい1枚に仕上がっている。
特に1曲目「The Furthest Point」と13分の大作ラスト曲の「In The Western World」は秀逸。
「始めよければ終わりよし」「終わりよければ全てよし」って事で。

で、下世話なオリジナル・アナログ盤の価格、とあるショップにて諭吉さん21人分と前回から更に倍増!

2012年10月9日火曜日

Tudor Lodge


 マニア向けジャケットシリーズ第18弾は、別サイトからのリアップ。

イギリス・トラッド・フォーク「三種の神器」or「三美神」の一つと言われる「Tudor Lodge」。1971年発表の唯一作セルフタイトルアルバム。

で、その「三美神」の一人、女性ヴォーカル「Ann Steuart」。
透明感があってとても優しく、いわゆるイギリスのフォーク系に良くある癖が無くて聞きやすい声である。

内容は全体にプログレ色が薄く、微妙にサイケっぽかったり、チョッと変拍子なんかも入ってくるが、基本翳りのない明るいフォーク。
更には弾き語り、アルペジオと70年代フォークの雰囲気十分。スリーフィンガーの早弾きなんかの曲はフォークギターを練習する時によくここで挫折した・・・なんて懐かしがる人もいるかも。
でも当アルバム、よく目にするのはプログレッシヴロックの売り場。それはヴァーティゴレーベルから出ているから・・・なのか?

で、毎度の下世話なオリジナルアナログ盤価格、諭吉さん10人分なり!

2012年9月14日金曜日

Gracious


 久々も久々の更新は、マニア向けジャケットシリーズ第17弾、だったかな?
イギリスの「Gracious」、1970年作1st「Gracious!」。
1枚目のアルバムにグループ名をタイトルにするのは珍しくないが、後ろに「!」を付けるあたり、既に自信作って事なのか?

メンバーはギターのAlan Cowderoy、キーボードMartin Kitcat、ドラム Robert Lipson、ベースTim Wheatley、ヴォーカルPaul Davisの5人。

1曲目「Introduction」、直訳「導入部」。我的訳は「とりあえず・・・。」
ブルース調であるが、何かブルースではない。プログレカテゴリーの一発目の曲としては・・・。
2曲目「Heaven」、途中ブルース調な所もあるが、ジワジワとプログレ色が感じられ、良いです!
3曲目「Hell」、クラシック的な曲調、変拍子、プログレ色全開!
4曲目「Fugue in 'D' Minor」、入りからチェンバロ的な12弦ギターの音、更にプログレ的に。
5曲目「The Dream」、17分近い大作!もうこれだけでプログレ(笑
入りはギターがうねったと思ったら、ベートーヴェンの「月光」が、途中ブルース、途中アフリカンリズム、ラストにかけて変拍子。という、言葉では表しにくい1曲。この1曲だけで、アルバム1枚分の価値あり・・・?必聴!

オリジナルアナログ盤は、当然のごとく我的には手を出す価格にあらず。